私達の看護は一般的なの?これがわかりませんこんな事で悩んでますこんな事がありました・・・

疑問や悩みなど解決できるようなヒントをメンバーやみなさんでお答えしていきます。

  • 質問フォームに送られた内容を事務局で検討した上で掲載できるものをアップしていきます。
  • こんな答えはいかかが?私はこう考える・・・みなさんの返答も下記Q&Aフォームに入力ください。
  • 最近学会認定制度への質問が多いのですが、当会では十分お答えできません。該当学会のホームページを参照されるか学会事務局へお問い合わせください。
  • 検索は左側のサイト内検索に文字を入力すれば該当のページに飛びます。
Q35.yuu
IVR時の記録について質問です。記録の形式は病院により様々だと思いますが、皆さんはどこまで記録していますか?カテーテル等のデバイスや撮影の血管まで細かく記録していますか?当院はカテ室には3人の看護師が常勤していますが、そのほかに循環器・脳外科・消火器・ICUの看護師が応援として日替わりで来ています。夜間休日は救急外来か当該病棟の看護師が介助についています。常勤の3名以外は日々違う看護師で、正直IVRを理解しているとは言えない状況です。デバイスの名前や撮影部位がどこかに気を取られてしまい、患者の看護はそっちのけになっていることが多いので、記録の改善を検討しています。皆さんがどこまで記録しているか教えてください。ちなみに当院は経時記録で、電子カルテにはなっていますが放射線特有のものはありません。
A35.保山悦子
Q1.Q28の回答もご参照ください。
施設にあった看護記録をまず検討してみましょう。あくまでも看護記録ですが、穿刺部位やその観察事項・特殊なデバイスを使用し継続看護に役立てるもの・合併症や急変時は経時的な記録が必要・撮影部位が一定の場合放射線皮膚障害のリスクを申し送る場合など、IVRの特殊なアセスメントや観察などが記録されていると思います。
これを機会に自施設のIVR看護記録を所属長と一緒に検討されると、よりカテ中の看護自体が見直されることになるはずです。デバイスや撮影部位の詳細はコストや技師の記録とも重複しがちですので、看護が後手に回らないような記録の見直しを期待しております。
Q34.ピノキオ

当院ではRadial穿刺でも上半身裸で検査を行っています。またAMIでは緊急PCIFA穿刺で行うため、全身裸で検査を行います。 

患者からは「寒い」という声がしばしば聞かれており、検査中に検査着を着たまま検査を受けることはできないかと考えています。スタッフからは「穿刺部位が変更になった時や急変時に邪魔」という意見が多く、実際にディスポ検査着を着用すると心電図にノイズが入ってしまいます。そこでみなさんの施設では寒さ対策をどのようにされているのか教えていただけませんか?また検査着を着用されている施設の方はどんな工夫をされていますか? 


A34.青鹿由紀

穿刺部位の変更や急変時に困るという考えかたがあるようですが、複数の施設の現状をまとめました。 

主に、前開きで肩から袖口までがマジックテープで着脱可能な術衣を着用してもらっています。 

診断カテだけなら術衣の肩のマジックテープをはずして、消毒野スペースを大きく確保し、術衣が消毒野に落ちないようにテープで固定しています。ECGの四肢は肩・腹部につけるので、下肢は患者自身のパジャマ・靴下も可。寒さに弱い患者にはホットパックや通常バスタオルで保温するところを膝掛けタイプへ変更しています。 

大腿からの穿刺でも術衣です。バスタオルを使用して保温し、マジックテープが洗濯でダメになることと肩が出ていて寒いという理由から、ディスポ検査着に変えた施設もあります。 

穿刺部位は事前カンファレンスで決定します。AMIやハイリスクやレトログレードのアプローチなど別穿刺が必要であれば、事前にわかります。onsite(Ad hoc /st-by)PCIやハイリスクなPCIは術者に確認しながら、鼠径部の準備も行います。通常のカテのradia穿刺で穿刺部位を変更する時は、対側radialだったりbrachialに変更することが多いので、必ずしも全裸の必要性はないのが現状です。 

患者の病態や術式等で準備は変わって来ますから、今回の問題について、看護師だけではなくカテチーム全体で検討されてはいかがでしょうか。

Q33.なかなか
カテ室に勤務して8年目の看護師です。これまで介入スタッフ不足で、私だけ介入することが殆どでしたが、最近待望のスタッフ増員となったものの、マニュアル作成が出遅れ困ってます。その中で、感染対策や医療安全に関するマニュアルを導入されいる施設がありましたら参考にしたいので教えて頂きたいです。
A33.保山悦子

感染対策や医療安全は院内ルールあるので、あえてカテ室のマニュアルに重複して入れ込む必要はないと思います。マニュアルの定義が不明瞭なのでカテ室の基準と考えて回答します。院内の感染対策や医療安全のルールに鑑みて、尚且つカテ室独自のルール化したいものだけをピックアップされると作成しやすいと思います。

例えば感染対策では、セットアップ時の空調調整やデバイス挿入時の室内準備後空調を切って30分締め切ることや、感染リスクのある患者のカテ順番をコントロールすることや廃液の片付け方法などカテ室独自のルールを明文化します。また医療安全は、例えば移乗におけるカテ室の手順やデバイス開封のルールなどがあります。カテ室の看護師スタッフ間で、共有したい内容・ルール化したい内容を項目ごとに盛り込んでいくのがポイントではないでしょうか。

Q32.yoko
放射線センターでタイムアウトを早急に取り入れることになりました。
IVRのタイムアウトは、手順が出来ましたがCT/MRI/RI/放射線治療などでタイムアウトをおこなっている施設がありましたらどのような内容でおこなっているか教えてください。

A32.本間美智子

研究会メンバーの中には、CTガイド下生検や前立腺がん小線源療法(放射線治療)でもタイムアウトを行っている施設もありました。

侵襲の高い医療処置の安全性のため・確認作業を強化するためなどの目的と施設基準をもとに部署内でタイムアウトが必要な検査・治療を検討すると良いのではないかと思います。

Q31.Nacky
アンギオ室運営に関する質問です。
当院は、カテ室が3部屋あり、胸外・脳外・神内・循環器(虚血・不整脈)・腎内・外科・放射線科・耳鼻科が使用しています。検査の予定は、放射線科技師が管理していますが、医師の要望のまま入れているため、定期の検査・治療でも時間外になることがあります。カテ室は、ER看護師が担当しており、3交代勤務で働いています。アンギオ室の運営委員会がなく、立ち上げたいと思っていますが、他施設では、どの科の医師が委員長となって動いているのか教えてください。
A31.野口純子

運営委員会がある病院をあまり存じ上げないのですが、だいたい放射線機器なので放射線科、循環器が主の病院では循環器が多いのではないでしょうか?

貴院は、放射線技師がスケジュール管理をしているようなので放射線技師か、もし安全管理室があれば室長に相談して、関連する各科の先生方を招集し自主的に決めてもらえばいいようにも思います。

あとは、ご自分の上司にまずは相談してみるのがいいかと思います。

看護師が委員長をしてはいけないと決まってはいないと思います。もし、Nackyさんが委員長になった暁には、取り組みなどを研究会で発表していただけると他施設でも参考になると思いますので、ぜひよろしくお願いします。

Q30.mi-na
造影剤副作用に関する質問です。
現在、副作用対応マニュアルの見直しを行っています。中等度程度のアレルギーを発症した患者への指導や対応について、点滴等の処置でアレルギーが消失した場合は医師の診察・判断のもと帰宅していただいていますが、一度消失したアレルギーの再燃の可能性はなのでしょうか?帰宅しての経過観察でいいのか、経過観察の入院が安全なのか教えてください。
 A30.東大病院放射線科医師 佐藤次郎  看護師 中谷春美

当院では、中等度のアレルギー(点滴の処置でアレルギーが消失)の場合、上級医の判断により帰宅していただいております。一度消失したアレルギーの再燃は0ではありませんが、可能性としては低いためそのように対応しています。

アナフィラキシーショック・呼吸困難を起こした場合、血圧低下があり点滴により回復がみられない場合には入院し、加療または経過観察を行っています。

患者指導として、帰宅後に息苦しさや発疹その他の症状が出現した時は、救急外来に連絡し造影CTの検査を行ったことを伝えるようにしています。

当院では放射線科上級医の判断によりますが、他院では、放射線診断科の医師だけではなく主治医に連絡し患者診察を一緒に行ってもらい主治医と相談で決定しているところもあるようです。

これからマニュアルを作るということでしたので、見つけた資料を提示致します。

参考にしてください。

http://www.bayer-diagnostics.jp/static/pdf/auth/cm_faq/cm_faq_1.pdf
http://www.bayer-diagnostics.jp/static/pdf/auth/cm_faq/cm_faq_2.pdf

 

A30.保山悦子

当院の造影剤副作用マニュアルは放射線科全体のものとして、看護師・医師・技師で作成しています。マニュアルには各メンバーの動きをツール化しています。マニュアル作成の際はアセスメントしやすいように、定義をしっかり統一化しました。

その施設で決まっている分類の対処方法に従って、観察する内容を明確化して、対応のルール化をする事が改正の意味になると思います。

造影剤の説明用紙に書いてある事に忠実に事象が出たら(物理的反応は除く)「副作用カード」を渡しカルテ入力とRIS入力をします。そこだけは医療安全としての院内ルールも入れて作成すればいいのではないでしょうか。再燃の件もあるので、後から出てくる症状なども「造影剤使用後の注意事項」の用紙を渡し注意を促しています。

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IVR看護研究会は、安全安楽かつ効果的に患者がIVRを受けられるようにIVR看護のあり方を検討する場です。本会はIVRにおける看護の臨床実践能力を高めるため専門知識や技術の習得、研鑽をめざし、チーム医療における看護師の役割を追求し、また、IVR看護師の専門性を確立するため、継続して学習する場、人的交流の場を提供することを目的としています。