11月24日〜26日まで千葉の幕張メッセで行われた、脳血管内治療学会に参加しました。
この学会の看護セッションは、IVR部門だけでなく、病棟、集中治療室、手術室などで働く(IVRを担う看護体制が様々)看護師や脳卒中リハビリテーション看護認定看護師が参加するのが特徴で、いろいろな側面からIVR看護を見直す事ができるいい機会になります。

今回の学会でおもしろかったのは、脳血管内治療は低侵襲か?というシンポジウムです。私は、「意識下でIVRを受ける患者は本当に低侵襲か?」というスライドを使用して講義する事が多いので題名にひかれ聞きにいきました。医師の治療成績だけでなく、picco plusのモニタリングから評価した体循環動態から見た検証。技師のひばくからの評価、リハビリの立場からの評価など多角的な発表構成になっており、新たな側面からまた血管内治療を見つめる事ができました。

次回は、来年の11月15日から17日仙台で行われます。脳血管内治療を行っている看護師の皆さんお勧めです!是非、参加してみてください。

*picco plusはtranspulmonary thermodilution (循環動態モニタリング)は,”組織内容量の評価”を行う者で、心不全、肺水腫などを防ぐために水分出納を厳格にする連続心拍出量モニタリング装置

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野口純子記

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IVR看護研究会は、安全安楽かつ効果的に患者がIVRを受けられるようにIVR看護のあり方を検討する場です。本会はIVRにおける看護の臨床実践能力を高めるため専門知識や技術の習得、研鑽をめざし、チーム医療における看護師の役割を追求し、また、IVR看護師の専門性を確立するため、継続して学習する場、人的交流の場を提供することを目的としています。