2011/10/29会長:原 和弘 (三井記念病院 循環器内科)

コメディカルシンポジウム「インターベンション治療チームのプロフェッショナルをめざそう」

 〜シンポジウムの感想〜

テーマはコメディカルスタッフのスぺシャリストをめざそうという内容でした。一つ目はプロフェッショナルのゴールにたどりつく為には自身の自己研磨とチームでの距離を縮める積極的な声かけが大切で、2つ目は患者さんの事を考えた職種間の環境つくりが重要ということでした。

今後自分達の専門性を発揮できる環境をめざしていくためにも、日々のコミュニケーションを意識し週に一回は振り返ってみたいと思います。みなさん、是非ともそれぞれの施設で素晴らしいチームワークを発展させるためにも再来春のこのCVIT認定看護師制度取得をご検討ください。

本間美智子(三井記念病院 カテーテル室看護師)記

コメディカルシンポジウム「インターベンション治療チームのプロフェッショナルをめざそう」

1、医師の立場から  (帝京大学医学部附属病院 放射線科)神武裕先生

【CVIT認定看護師制度立ち上げへ】

  ・IVR専門医がいない施設の方、心臓領域のIVRが多い施設の方も、一生懸命頑張っている看護師さんも資格が取りたいのに取れない状況がある

  ・施設の横の連携があまりない為専門知識と看護技術を備えて積極的に参加して頂き、全国的に仲間を作る場の提供をしたい

  ・患者さんに苦痛がなく安心して検査を受らけるような環境を、専門の看護師が広めてほしい

2、看護師の立場から(杏林大学医学部付属病院 放射線科)保山悦子先生 

看護師の専門性における臨床現場での必要な取り組み】

  ・専門知識・専門技術の習得・多職種の業務の理解が重要

  ・看護部へのアプローチ・教育、システムの改善・その為の期間

  ・スタッフローテーションによる看護の質の保障が必要

3、技師の立場から(大阪市立大学医学部付属病院 中央放射線部)市田隆男先生

【専門資格を取得して出来ること】

  ・専門技師制度のアップデートがあれば被ばく低減マネージメント造影剤量減量、全国の装置のコントロールできる

  ・認定機構の参入が大切

  ・自分達が医師を助けることができる

<ディスカッション>

  ・ 自分自身へのプロフェッショナルは一人ひとりの自己研鑚が大切

  ・チームとしてのプロフェッショナルには、グレーゾーンを積極的に直していくという姿勢が大事

  ・チーム内で「ステップアップ」を働きかけるには→患者さんの事を考え何でも言える「環境づくり」が必要

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IVR看護研究会は、安全安楽かつ効果的に患者がIVRを受けられるようにIVR看護のあり方を検討する場です。本会はIVRにおける看護の臨床実践能力を高めるため専門知識や技術の習得、研鑽をめざし、チーム医療における看護師の役割を追求し、また、IVR看護師の専門性を確立するため、継続して学習する場、人的交流の場を提供することを目的としています。