第16回研究会報告

第16回IVR看護研究会終了のご挨拶

 

 第16回IVR看護研究会を無事終了することができました。参加して下さいました皆様方には、心から御礼申し上げます。

 今回は、沖縄での開催にもかかわらず、全国より70名の方々にご参加頂きました。東京での開催時に比べ、参加者は3分の1程度でしたが、地元沖縄の看護師の皆様に多く参加していただいたこと、また、研究会初の家族参加をOKにしたことなど、大変意義のある会となりました。この試みは、昨年度の研究会で家族に誇れる仕事、子供が大きくなったら「IVRの看護師になりたい」と言ってくれる世界にしたいという思いから、小さいうちに雰囲気を味わってもらえたらとの気持ちで試みましたが、今回は3組のご家族に来ていただけました。 

 今回のメインテーマは「IVR看護とイノベーション」としました。研究会全体を通して感じたイノベーションのキーワードは、@「変化している環境を認識する」、A「変化に対応する」、B「価値を作り出していく」の3つです。

 まず、@「変化している環境を認識する」ですが、私たちを取り巻く環境は常に変化をしています。ランチョンセミナーで取り上げた「TAE」は古くからありますが、塞栓物質や対応疾患が多様化しそれに伴い、私たちが準備するもの、観察ポイントなどが変わってきます。コーヒーブレイクミニレクチャーでとりあげられた、BLSのガイドラインも常に更新されるため、一度学ぶだけでなく、適時ブラッシュアップをしていく必要があります。医療の進化に合わせ、自分自身も進化させていく必要があると感じました。

 次に、A「変化に対応する」ですが、治療法のストラテジーが日々進化していくに応じて、IVR看護師の業務もそれに即した形で変化させていく必要があります。変化したことでどのような問題点が生じるのかを明らかにし、変化に即した方法を見出していく。そんな過程を今回一般演題での発表を通し感じました。

 最後に、B「価値を作り出していく」ですが、私たちの行っている看護は、本来はとても価値のあることだと思っています。しかし、価値が他の人達にはわかりづらい側面もあります。特別講演で岡田先生は、「価値がないところにイノベーションは起きない」そして、私たちの見えない価値を可視化し、他の人達にも価値をわかるようにしていくこと、また、新しい価値を作り上げていくことが重要だということを、強調しておられました。ワークショップでは価値を作り出していく際、「誰のためにおこなうのか」という視点を忘れないでほしいという願いを込めてプレゼンをさせていただきました。

 

 余談ですが、先日今通っている大学院の授業で、ビジョナリーリーダーシップの勉強をしている時、「リーダーシップの根幹なるビジョンの働き」として以下の3点を学びました。

@適切なビジョンは人々を魅了し、力を与える

A適切なビジョンは働く人々に人生の意義をもたらす

B適切なビジョンは現在と未来の架け橋となる(日々の仕事に押し流れることなく、ビジョンの実現のために現在やらねばならないことに焦点をあてる)

 

 IVR看護研究会は、参加した皆さんに元気をあたえ、IVR看護の意義を考える機会をつくり、IVRの未来を見据え、今やらなくてはいけないことに焦点を当てる会を目指しています。これからも皆さんが日々の仕事に押し流されることのないように、半歩先をいくリーダー的な研究会として、皆様方のお役に立てる情報を発信していく研究会でありたいと思っております。

第17回IVR看護研究会でも皆様にお会いできることを楽しみにしております。

 

 

                               第16回IVR看護研究会当番世話人

                                 厚生中央病院 野口純子


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沖縄開催協力メンバーよりご挨拶

 

 初めての地方開催ということもあり緊張もありましたが、第16回IVR看護研究会が無事に開催出来た喜びを心より感謝致します。

 イノベーションとIVR看護というテーマでの研究会でしたが、岡田氏のセンセーショナルな基調講演にインスパイアされ、ワークショップでの「ICT時代のIVR看護」では、これからのIVR看護の可能性と本質について学びがありました。それは、IVR看護の価値や可能性は我々が作り出し、そこには責任が伴うこと。そして様々なICT技術を活用しその知識や技術を心を込めて患者様に提供し、患者様に寄り添った看護を実践していきたいです。それが患者様の回復や利益につながれば幸甚です。

 今回の沖縄開催にあたり、企画・運営して頂いたIVR看護研究会プロジェクトメンバー、沖縄協力メンバー、貴重な公演を頂いた岡田氏、ランチョンセミナーを講義頂いた高良先生、そしてスーパーバイザーとして貴重なご意見を頂いた森田先生、賛助企業の皆様、何より御参加頂いた全国のIVR看護師の皆様に心より感謝致します。

「にふぇーでーびたん(沖縄方言でありがとうございました)」

 

               沖縄県立中部病院 放射線科 伊波 稔


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The 16th Japanese Society of Interventional Radiology Nursing in OKINAWA

会 期 : 2016年2月27日(土曜)

時 間 : 9:30受付 10:00〜16:30 

場 所 : 沖縄コンベンションセンター会議棟A

テーマ :「IVR看護とイノベーション」  

共 催 : バイエル薬品株式会社

ポスター: 16回ポスター.pdf 

プログラム:

1.モーニングセミナー

「造影剤検査のリスクマネジメント」

 島村智幸氏 バイエル薬品株式会社

2.基調講演

「看護におけるイノベーション〜IVR看護における革新性〜」

 岡田悠偉人氏 NEWNURSING株式会社代表取締・看護師

3.ランチョンセミナー

「動脈塞栓術〜緊急 IVR〜」

 高良博明医師 沖縄県立中部病院放射線科 日本IVR専門医 

4.演題発表

 下記ページ参照

5.コーヒーブレイク・ミニレクチャー

「心停止発見!BLS手順〜G2015新ガイドラインにのせて〜」本間美智子 三井記念病院

6.ワークショップ

「ICT時代のIVR看護」プロジェクトメンバーと沖縄研究会と参加者とのセッション



演題一覧

1.公立八女総合病院 看護部 中尾直美

 「パンフレットを用いた患者説明の充実化」 

 

2.沖縄県立中部病院 放射線科 大城朝美

 「IVR看護に対する患者満足度調査への取り組み―全身麻酔を施行した患者の術後訪問を通して―」   

 

3.沖縄県立中部病院 放射線科 伊波稔

「多国籍患者へのコミュニケーション方法の検討」

 

4.沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 放射線看護科 平良光治

 「放射線科チームによる防災対策−アクションボードを活用した循環器アンギオ室火災シミユレーション−」

 

5.心臓病センター榊原病院 手術室 貝原大智

「手術室におけるINEの役割〜PEVARにおける直接介助の経験〜」

 

6.国立がん研究センター中央病院 看護部 浅井望美

「病棟におけるIVR看護の教育 −病棟でのINEの役割について考える−」

 

7.がん研究会有明病院 放射線治療部・画像診断センター 星宮康子

「がん専門病院のIVR・検査室に勤務する看護師が認識している看護の問題と課題」

 

8.IVR看護研究会プロジェクトメンバー 中谷春美

「IVR看護に従事する看護の専門性と看護実践を構成する概念 −第15回IVR看護研究会参加者へのアンケート調査より−」

 

基調講演
 
演題発表
 
会場風景
         
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「看護におけるイノベーション〜IVR看護における革新性〜」岡田悠偉人氏

看護界のイノベーターが看護のグローバリゼーションを語る貴重な講演

 

看護教育から看護システムへの取り組みやダイバシティも彷彿させる多国籍患者に対する取り組みなど、興味をそそる内容ばかり

次年度のエントリーをご検討ください

 

2月とは思えない熱い雰囲気は沖縄の気候のせいだけではないかも・・・

家族と一緒に参加してくださった方々。働く親の別の一面を見られたことでしょう

 

 

ミニレクチャー
 
企業展示
 
ワークショップ
         
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本会初コーナーコーヒーブレイクミニレクチャー

「心停止発見!BLS手順〜G2015新ガイドラインにのせて〜」

パフォーマンス付だから良く理解できたかと・・・

 

企業展示では様々なトピックスやデバイスの情報が得られました

各企業一覧は下記参照

 

 

 

「ICT時代のIVR看護」は某star warsとのコラボか?!

笑いの中にもIVR看護を斬るコンセプトに、オーディエンスは強いForceの力を感じたに違いない


 

 

企業一覧

共催:バイエル薬品株式会社

協力:(順不同)

ゼオンメディカル株式会社・テルモ株式会社・株式会社八神製作所・株式会社ミハマメディカル株式会社マエダ・東レ・メディカル株式会社・株式会社メディコン・ハクゾウメディカル株式会社・住友ベークライト株式会社

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