第13回研究会報告
この度は第13回IVR看護研究会「IVR看護師に必要なマネジメント」にご参加いただきまことにありがとうございました。全国から230名のご参加をいただき、盛況のうちに本会を無事終了することができました。皆さまのご尽力の賜ものと感謝致しております。
過去、本研究会ではIVRを取り巻くさまざまな関わりやチーム医療、専門性の向上などをめざしIVR看護師のあり方を追求してまいりました。
今回は、今まで培ってきたIVR看護の知識や経験をより効果的に、患者にとってよりよいIVRを受けられるような環境を作っていくための取り組みとして、マネジメントをテーマに進めてまいりました。
教育講演では、国立がん研究センター中央病院院長であり放射線診療科長でもある荒井保明先生に、「マネジメントのための視点」についてご講演いただき、3つの視点「明確な目的の認識」「不確実の中で最良の判断を行なうバランス感覚」「常に改善を目指す日々の努力」を教わりました。そして、それを進めていく最大のキーワードは「気持ちのよい人間関係」であるというお話を聞き、目指すべきマネジメントの本質を理解することができました。
また、ポスター・口演発表では、さまざまな取り組みを発表していただき、IVR看護のさらなる向上と、チームマネジメントについて多くのことを学ばせていただきました。
午後のワークショップでは、「IVR現場で活かせるマネジメント〜事件は現場でおきている〜」と題して、ビデオによる事例発表とコメンテーターを交えた会場とのディスカッションを行いました。森田先生をはじめとする素晴らしいコメンテーターに加え、会場の皆さんからの活発な意見を聞くことができ、まさに明日から実践できる内容が盛りだくさんでした。
日々私たちはさまざまな局面に遭遇し、どうすることが患者にとって一番よいことかを悩み実践していると思います。
荒井先生がおっしゃった「バランス感覚」を養うためにも、IVR看護師としてのマネジメント力を高め、今後も皆さんとともにIVR看護の向上を目指し頑張っていきましょう。
来年のIVR看護研究会で皆さんに再びお会いできることを楽しみにしております。
当番世話人 順天堂大学医学部附属練馬病院 宇野知子
前日セミナー:講師
- 「脳卒中のIVR-血栓吸引療法-」
- 講師:植田 敏浩先生
- 聖マリアンナ医科大学東横病院脳卒中センター脳卒中科医師
前日セミナー:講師
- 「血栓吸引療法とその看護」
- 講師:篠田 美香さん(聖マリアンナ医科大学東横病院脳卒中センター副師長脳卒中リハビリテーション看護認定看護師)
- 講師:鷹元 啓子さん(聖マリアンナ医科大学東横病院脳卒中センター主任看護師)
前日セミナー風景
- 会期:2013年3月8日(金) 19:00-20:30
- 場所:エーザイ東京コミュニケーションオフィス 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー23F
本会:会場
- 年々参加者数が増え、年々会場も広くなります。また今年も予備椅子まで出しました
- 隣の企業展示の方々に、学会より凄い参加者の熱意と称賛されました
風景
- 今年初後ろの席の方々にもスクリーンで見えるように、カメラを入れました
- 演者の熱い語りや笑いがリアルに届いた事でしょう
ランチョンセミナー
- ランチョンセミナー「IVR-NSの基本:被ばく防護」 (株)マエダ
- セミナー直後に新製品お披露目ショー・・・まるで東京ガールズコレクションを彷彿させたか?!
ワークショップ座長といえば
-
「IVR現場で活かせるマネジメント 〜事件は現場でおきている〜」
現場のあるあるを看護のマネジメントの視点で見た・笑った・考えた!
座長:浅井望美 野口純子
超豪華なコメンテーター
- 森田荘二郎先生(高知市病院企業団立高知医療センターがんセンター長)
- 加藤京一先生(昭和大学大学院保健医療学研究科診療放射線領域教授)
- 島袋朋子先生(湘南鎌倉総合病院副看護部長)
- 座長とのからみは芸術の域
次回当番世話人
- 丸山陽子(東京大学医学部付属病院)
- 14回も頑張ります!
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